心の部品は、思い出の中にある。
人の気持ちがわからない、あなたには感情がないと言われる。こういった理由で、結婚や婚活につまづく人がふえている。かく言う私もその1人だったのだが、相方との暮らしの中でかなり改善したと思う。
私の最大の関心事である心と、それを育むアプローチとは何かについて記事を書こうと思った。
スピリチャルな内容に見えるかもしれませんが、どちらかと言うと自己分析の手法になります。
心理学やカウンセリングの本を読めばたいてい書いてあることだけれど、人格というものはおおむね父母関係で決まる。父ちゃんも母ちゃんも心だけは別で産んでくれて、そのあとは後天的な関わりによって人格形成がなされるという訳です。
しかしコミュニケーションに問題を抱える人の多くは、父母関係があまり良くない傾向にあります。私も改善したものの、幼少期の父母関係はワーストに近かったと思います。
じゃあ、どないすればいいの?
そう思う人は、かなり深刻に悩んでいるのではないでしょうか。自分は何者か?生きてていいのか? 心がおぼろげだと、すごく苦しい。
誰もが心を持っている。ただそれが目に見える形で形成されていなくて、自分でも認識できないとつよい “ 葛 藤 ” が生まれる。
でも心の形成は他者との関わりなしには成立しない。自分1人で解決できないのです。
父母の愛に恵まれずいい記憶がない私ですが、思い起こすと思い出の中に、“暖かいモノ”が点在することに気づいた。
例えば、
◯ おばあちゃんと家庭の事情で二人で暮らした夏休み
◯ バイド代が入ると姉がよく連れていってくれた洋食屋さんのハンバーグの味
◯ 駄菓子屋でビックリマンシールを交換して仲良くなった男の子との出会い
◯ 顔が思い出せないけど、幼稚園のときに急な引越しで会えなくなった男の子との別れ
◯ 生まれてすぐ死んだ子パグの冷たさ
◯ 腫瘍がお腹にできて、寝ると痛いから死ぬ直前まで立っていた親パグの強さ ( 彼女は決して泣き声を出さなかった )
喜怒哀楽を問わず心が動かされたシーンは、誰もが経験していると思う。それが “心の部品になる” と思うのです。これらは本当にかけがえのないもので、私という人間の良心を大きな部分で形成していた。
どんな人でも、心を形成するのに必要な部品を持っていると思う。そして、それらは思い出の中に眠っている。
見つけることも、組み立てることも、自分自身にしかできなかった。でもそれが組み上がったとき、心が脈うち動きだしたのです。
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【ポイント】
重要な部品は、思春期以前にあると思います。探してみて下さい。
この心の部品探しも、具体的な実施例を上げていきたいと思っています。